【BenQ SW2700PTレビュー】カラーマネジメントディスプレイデビューにはもってこいなヤツがきた
2016/12/21

初めてディスプレイを買った時の喜びが再び・・!
BenQさんが主催するアンバサダーイベントに参加させて頂く機会があったので参加したところ、カラーマネジメントディスプレイ SW2700PTをお借りすることになり数日使わせて貰っています。
基本的に高額で手の出る製品ではなかったカラーマネジメントディスプレイですが、金額が高いだけの理由はもちろんあります。
率直な感想を添えつつ、SW2700PTを紹介していきましょう。
実際に自宅環境で使用しての感想
目次
イベントでは当日撮影した写真を表示・編集くらいしか触れなかったので、じっくり触るのは初めてなので素直な感想になります。
うーん楽しい・・♪
27インチはやはり大きい
以前、三菱の27インチディスプレイを使っていたので27インチのサイズ感や本体の重さはよく分かってましたが、三菱の機種と違うのがスタンド部分の機能が段違いに上のグレードのためか結構重たいです。
数値的には8.3kとなりますが、男性一人でも設置はできますが女性一人だと少ししんどいかもしれませんね。
重さえパスすれば、スタンドへのディスプレイの接続などはとても簡単なので安心していいと思います。説明書見なくても何となくわかりました。
設置角度の自由度
上の見出しで少し触りましたが、スタンドの性能は素晴らしいです。
上下左右への傾きはもちろんできますし、縦向きへの変更もできます。
縦置きは縦方向の多いポートレート撮影の画像の編集時に効果的でしょう。試しにやってみましたが、27インチ+縦向きの存在感はすごいですよ(笑)
それともうひとつ、スタンドの機能で気に入ったのは取手が着いているところ。最初の設置はもちろんですが自宅や職場の部屋の移動にも便利ですね。
それからスタンドについてる目盛り。縦置き・横置きの切り替えなどの時にディスプレイの角度や高さを変えることはあると思いますが、その時に目盛りの数値をメモして置けばすぐに元のベストポジションに戻せます。これは地味に便利です。
遮光フードが同梱
他社の別製品ではこの遮光フードだけで2万円とかするそうですが、SW2700PTでは付属品としてついてくるのが驚き。
遮光フードを初めて使いましたが、あるのとないのでは画面に反射する明かりの入りがかなり変わってくるので、室内光が当たってる部分の色も本来の色を確認しやすくなるのがメリットになります。
ハードキャリブレーションに対応
まだ未体験な部分ではありますがハードキャリブレーションに対応しているのも売りとのことです。
遮光フードの上部中央部分は開けれるようになってるので、ハードキャリブレーター(別売り)という機器を垂らすのに利用できます。
ちなみにキャリブレーションは正しい色が表示されるように調整をすることです。これを行う場合は専用ソフトを使ったソフトキャリブレートと、専用の機器を利用するハードキャリブレートがあります。
キャリブレーションは一ヶ月に一回くらいが推奨されてますが、専用機器はそこまで安いものではないものの仕事で使う方も多いと思うので、購入は前向きに検討してイイ気がします。
キャリブレーションについてはコチラの記事が大変分かりやすくなってます。気になる方はご覧ください。
→SW2700PTをハードウェアキャリブレーションしてPhotoshop、Lightroomで活用する方法 | studio9
独自のOSDコントローラーが便利
オリジナルのアクセサリーとしてついてるOSDコントローラーも忘れてはいけません。
初期設定では「AdobeRGB」「sRGB」「モノクロ」が設定されてるのでワンタッチで画面表示を切り替えます。
高画質のAdobeRGBと、一般的なモニターの表示のsRGBでの見え方をすぐに確認できるのは便利です。
27インチに2560×1440の情報量
このサイズの解像度のディスプレイを使うのは初めてでしたが、「大きいことは正義」という言葉を思い出しましたね。
現在の私のPC環境はMacBook Air 13インチにサブディスプレイという状態ですが、理由は表示できる情報量を増やすため。つまるところ表示できるウィンドウの数を増やしたいわけです。
その点、2560×1440になるとブラウザのウィンドウ2つ並んでもまだまだ余裕があります。心配してた文字の小ささもあまり気にならないので重宝してます。
一応、慣れすぎると返す時が辛いので、ほどほどにウィンドウ開いてます・・笑
ぶっちぎりの低価格
カラーマネジメントディスプレイに興味があって購入を検討してる方はお気づきでしょうが、一般的に流通してるカラーマネジメントディスプレイって実はめちゃ高い製品です。
家電量販店でも見かける他社製モニターだと10万以上(遮光フード別のケース多々あり)しますがが、例えばW2700PTをAmazonで買おうとすると69,800円(2016/12/19時点)と大きく金額に差がでてきます。しかも遮光フードも同梱されてこの値段です。
どれだけ破格の値段なのかはご理解頂けるのではないんでしょうか。
どんな人にオススメ?
・写真編集のクオリティを上げたい人
・フード付きカラーマネジメントディスプレイを安く購入したい
・高画質な2560×1440のモニターが欲しい。
写真編集に一番効果的なことはもちろんですが、普段使用のディスプレイとしても申し分ないことは自信持って進めれますね。
ただし、一つ言えるのがカラーマネージメントのディスプレイに目が慣れてしまうと、一般的なモニターの画質には納得できなくなってしまって後戻りができなくなる可能性が高いと思いました。
試しに以前から使ってるもディスプレイに変えてみたらすでに違和感が大変なことになっているもの(汗)そんなの関係ないやい!という方はぜひ実機でそのクオリティの高さを体験して見てください。
あわよくば買ってもいいんですよ♪
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